MTMの開始と工房予約来店

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こんにちは。

MTO革靴を皆さんに履いていただくために様々な角度から拡充を進めております。

今回のお知らせはMTM(Made to Measure)の開始と、工房でのMTO、MTM受注に関してです。

オンラインショップに引き続きリアルでも履いていただく機会を増やしていきます!

目次

MTMとは

MTMとは?

MTO(Made to Order)が革、デザイン、仕様を選んでカスタマイズしてご注文いただく商品なのに対し、

MTM(Made to Measure)はそこにお客様の足に合わせた木型の調整が加わるといったイメージです。

MTOでも木型の調整は可能です。フィッティングシューズを履いていただき修正箇所があれば木型に「盛る」修正を行って製作します。(木型を何度も使うため、盛り修正部分は使用後剥がして保管します)

MTMはそこに追加して「削る」修正が可能になります。(汎用性がなくなるため、木型は一点ものになります)

MTOの木型調整は汎用木型(KHISHオリジナル)を使って微調整をするのに対し、MTMは修正というよりもお客様に合わせた専用の木型を一つ作るというものです。

簡単に言えば、ビスポークとMTOの中間に位置するグレードです。

厳密にはビスポークと同じ木型の製作方法ではありませんが、ビスポーク同様採寸を行い、それに合わせて木型を調整します。

その後専用に製作した木型で仮靴をお作りします。仮靴で修正点があればそれを木型に反映させ本番に入ります。

金額は¥286,000~(税込)
(専用シューツリ―別途¥38,500)

納期は約8カ月(仮縫い約3カ月後)

デザインと革はMTOモデルの中からお選び頂きます。

MTOの木型調整だけでは足に合わないという方におススメです。

MTOと同じく九部仕立てかフルハンドが選択できます。

MTO:サイズをお選びいただきます。数あるモデルの中からデザインを、数十種類の中から革を選び、ソールの細かい仕様を選びます。木型は必要に応じて調整が可能です。
九分仕立て(オプションでフルハンドメイド可)
工房予約日、オンラインショップ、イベント等で受注

MTM:フィッティングシューズのサイズ感と採寸をもとにお客様専用の木型製作をします。その木型で仮靴を製作し、再び木型調整をして本番の製作に入ります。
数あるモデルの中からデザインを、数十種類の中から革を選び、ソールの細かい仕様を選びます。
必要に応じて型紙の修正をします。(基本デザインを変えることはできません)
九分仕立て(オプションでフルハンドメイド可)
工房予約日、イベント等で受注

Bespoke:足の採寸を行い、お客様専用の木型製作をします。デザイン、革、細かい仕様など話し合いながら決めていきます。
仮靴製作を行い、その結果に基づき調整を行い本番製作に入ります。
フルハンドメイド。
受注再開に合わせてHPにて先着ご予約受付。工房にて受注。

MTO,MTM,Bespokeのメリット・デメリット

この三つのラインは単純に金額順に上位互換なわけではありません。それぞれの長所と短所があります。

MTO

メリット

短納期、比較的安価であることに加え、モデルサンプルがあるので完成品が想像しやすく、自身が履く具体的なイメージを持って仕様をオーダーすることができます。

またデザインがより洗練されています。製品開発として木型に合わせて何度も試作を重ねた末にたどり着いたデザインです。

デメリット

木型が現在一種類(トウの形は2種)なので木型調整をしても、どうしても足に合わない場合があります。

モデルのデザインとして完成しているので基本的にデザイン自体をカスタマイズすることはできません。革の選択とソール仕様の選択にとどまります。逆に言えばこの範囲内でどんなカスタマイズをしてもカッコいい靴に仕上がるよう枠組みを作ってあります。

MTM

メリット

中納期、中価格であり、MTOと同様モデルサンプルから完成品を想像できるため、自信が履くイメージを具体的にもって仕様を決めることができます。

それに加えて木型を足に合わせてパーソナルに製作するため、より足にフィットした靴を手に入れることができます。仮靴を作って履いて確かめるというビスポークの工程も体験もすることができます。

デザインは10種類、革は50種類以上用意しているため気に入ったものがあれば、中価格でとても満足いただけるものが手に入ります。セミビスポークと言ってもいいかもしれません。

デメリット

MTOモデルのデザインをパーソナル木型に合うように調整して作るため、型紙もパーソナルなものになる一方、それはMTOの洗練されたデザインから少し崩れるとも言えます。勿論かっこよく仕上がるように調整しますが、足形に合わせる以上は、足の形によっては少々不格好なものになる可能性もあります。

MTOで完成された木型はある程度多くの方に合い、履き心地良く、そして何よりかっこよく、というところをバランスさせながら最大限高めたものです。

足へのフィット感、かっこよさ、価格と納期をそれぞれゲームキャラのステータスのように考えるとわかりやすいです。

Bespoke

メリット

MTOやMTMとは思想が若干異なり製品というよりは作品であるということ。

お客様と職人で相談して一つの作品を作り上げます。美術品的要素が強く入ってきます。

完全に足に合わせるように木型を1から作ります。デザインも1から起こすため自由です。

革や仕様の選択肢がより多くなります。

デメリット

価格が高く、納期が長いです。工房への来店も複数回必要で手間がかかります。

デザインサンプルが基本的にはないため完成品を想像するのが難しいです。選択肢が無限故に決めるのが大変。勿論お任せしていただければ最もよいと思う仕様で製作します。

MTMと同じように足形由来の木型のため、足によってはどうしても100パーセントのかっこよさにならないことがあるのは事実です。その中で木型とデザインをベストなものになるよう追究しますが、MTOの製品開発ほどデザインの試行回数は多くすることができません。

また木型も二足目以降足数を重ねるごとに、よりよくなっていく性質があります。

ビスポークの真価は複数足オーダーで進化することにあります。

6月のオーダー会開催

MTOローファーとMTMのローンチに合わせて東京で予約制のオーダー会を開催します。

日程:2024年6月21日 11時~20時
       6月22日 12時~18時
場所:〒1690075 東京都 新宿区 高田馬場 4-38-16 ライトハウス高田馬場1F

各一時間ずつとなります。MTOの場合はフィッティングシューズの試着とデザインの決定

MTMはそれに加えて足の採寸をさせていただきます。

ご予約いただいて来店された方で、MTOがどうしても合わず、MTMもご希望されない方は無理にオーダーいただかなくて結構です。

ご予約は下記リンクからお待ちしています。

https://reserva.be/leathershoes

工房来店予約

MTOはこれまでイベントでの受注のみでしたが、MTMの開始に合わせて工房でもお受けします。

毎月3日間前後を来店可能日とし、7月からMTOとMTMのご予約を受け付けます。

MTOの場合はデザインと革の決定、MTMはそれに加えて採寸をさせていただきます。

以下の予約フォームからご確認ください。各1時間となります。

近日中にリンク公開します

工房は甲斐大泉駅最寄りです。

電車で来られる方は甲斐大泉駅、お車で来られる方は甲斐大泉駅手前の北杜市営駐車場までお迎えに行きます。

電車の本数はかなり少ないですのでご予約時間と時刻表にご注意ください。

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