2022年11月7日~13日の展示会と、5日のメンバーズオフ会を無事終了しました。
ご来場くださった皆様、そしてナンバーズコレクションを購入いただいた方々、応募いただいた方々、革小物を購入いただいた方々、いつも応援してくれている皆様、本当にありがとうございました。
去年に引き続き、今年も展示会を成功という形で終えられたことにホッとし、感謝しています。
まずは展示会の様子からお伝えし、感想を交えながら報告をしていきます。
展示会の様子
場所は去年と同じギャラリーNEWS京橋で行いました。
最寄り駅が東京駅、京橋駅、宝町駅と、都心ど真ん中のオフィス街、オフィスビルの1階にある小ぢんまりとしたガラス張りの空間です。
7日月曜日の朝、そこに自作の展示台や革小物販売の額、フィッティングシューズや展示靴等を持ち込んで設営、準備が完全に終わりきらないまま開場を迎えました。(最初の方に来ていただいた方バタバタしていてすみませんでした。)
展示物はナンバーズコレクションNo.007~No.014までの8足と
片足サンプルシューズ4足と漆塗りシューツリー
ナンバーズコレクションの箱
イルレガロの靴下でした。
去年はナンバーズコレクション6足と箱、サンプル1足、イルレガロの靴下だけだったので
かなり展示空間はミチミチの状態に。来年はどうなるのでしょう。
去年に比べシューツリーのバリエーションもより豊かになったので、片足のみシューツリーは抜いた状態で展示しました。
ナンバーズコレクションそれぞれには名前と金額、応募フォームへのQRを記載したタイトルプレート
そして仕上げの磨きをお願いした方々の店舗と名前を記載したプレートも掲示しました。
漆塗りツリーはやはり好評で、このギャラリーの照明とも相まってものすごい存在感を放っていました。
フィッティングシューズは23.5~28.0cmの10サイズ用意し、試着ご希望の方に履いて歩いていただきました。
今回フィッティングシューズの役割は3つあり、ナンバーズコレクションのサイズ感をお客様に確かめてもらうことと、様々な人に対する木型のフィッティングがどうかを確かめること、そして履いた感想を教えてもらうことでした。
木型のフィッテイングはおおむね良好でした。既製靴ラストとして多くの方に良好なフィットを提供できそうで、(3分の2くらいの方には結構合う。合わないなと感じるのはかなりボリューム感のある足の方でした)我ながらいい木型を作ったなと思いました(笑)
軽微な修正ポイントはいくつかありそうだったので今後より良くしていきます。
そして履いてもらった感想として、多くの方が言われたのが、踵の一体感がすごい、ということ。
踵から踏まずにかけての後足部の造形にはかなりこだわったのでしっかり感じてもらえたようでうれしいです。
他にはない履き心地なので最初違和感があるかもしれませんが、慣れると他では物足りなくなる、そんな履き心地です。
メンバーズオフ会
展示会に先駆けて11月5日にはYouTube メンバーシップ限定の先行展示オフ会を開催しました。
内容は展示会と同じく展示物の展示に加えて、詳しい解説や製靴の実演リアルライブ、限定革小物の販売などを行いました。
各靴お一人の方に足入れをしていただき着用するとどんな感じになるかも見させてもらいました。
オフ会は特に僕と皆さん、皆さん同士の距離感も近く和やかで温かい空間が出来上がるので妙な落ち着き感があります(笑)
報告と感想
展示会について
展示会、オフ会には関東の方はもちろん、関西、東北、九州など全国各地から訪れていただきました。中にはこのためだけに新幹線や飛行機でこられた方もいらっしゃって本当に嬉しい限りです。
そして今年は去年に引き続き、むしろさらにYouTube 見てます、いつも動画楽しみにしてますの声の多さ。(来てくれる方々なので当たり前と言えば当たり前なんですが、実際直接伝えてもらうと自分のやってることが無駄ではないことをしっかり感じられます)
良かった、今年も展示会やって。と感じられる瞬間でした。
また、去年と大きく違ったのは二回目であることです。去年は初めての展示会ということで、お客さんが来てくれるかわからない、どんな人が来るのかわからない、自分がどんな風にしていればいいのかわからない、といった感じで緊張と不安が大きかったのですが、
今年は、去年に引き続き来ていただいた方や、ビスポークのご注文をいただいてる方、靴関係の方々など顔見知りも多く、安心感があったように思います。
また動画活動歴も必然的に去年より1年長くなっているわけで、「モリジンから見ています」などと言ってもらうと、それだけでかなりの古参なことが分かるのです。
お会いするのは初めてでもそんなに長く見てくれている人はもはや知り合いも同然です(笑)
革小物について
そして革小物販売ですが、去年に引き続き大変好評でした。
去年より圧倒的に数を増やしました。シューホーンは75個製作したんです。なのに展示会3日目の朝には残り10個程度になりました。そんなに買っていただけるとは思っていなかったので嬉しい悲鳴でした(笑)
わずかに残った材料で会期中帰宅してから製作にいそしみ、土曜日朝に10個出したんですがこれも土曜日中に終わってしまいました。タイミングが合わず手に入れられなかった方もいらっしゃったので、こちらのシューホーンはまた製作したいと考えています。
ほかにもキーチャーム50個弱、トートバッグ30個もすべて完売し完璧な閉会を迎えました。ありがとうございました。
ナンバーズコレクションについて
ナンバーズコレクション8足はすべて抽選販売としましたが、無事それぞれにご応募をいただき抽選のうえ旅立ちが決まりました。20万を超える靴ですので、ハンドメイドで手はかかっているとはいえど、高額商品であることに変わりはありません。毎度本当に感謝の念がこみ上げます。
しかも、「こんな靴を作りました、いかがですか?」というスタイルをとっているナンバーズコレクションを買っていただけるというのはある意味、作り手としては最高にうれしいのです。自分の製靴技術、デザインセンスなどすべて含んで認めていただけたということですから。
最後に
こうして今年も無事終えられたのは今まで応援してくれた、そしてこれからも応援してくれる皆さんのおかげだと本当に思います。さらにKhish the Work に欠かせないのは手伝ってくれている家族や友人たちです。彼らがいなければすべてを僕一人でこなすことは不可能です。
個人としてブランドを運営する中で人と人とのつながりをとても強く感じます。皆さんこれからもよろしくお願いします。
来年は工房を構え、ビスポークやMTO(予定)なども本格的に取り組んでいきますのでKhishの動向をこれからもぜひチェックしてくださいね!
それでは。
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