革靴に関するおはなし。 特別会-② 展示予定のナンバーズコレクションについて

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毎週火曜日に私、菱沼乾と

動画にもたびたび登場している、私が靴を作っている中学からの友人、二階堂とで行う

「革靴に関するおはなし」を投稿しています。

ざっくばらんに対話形式で投稿させてもらっております。

対話内容についての不明点などコメントしていただければ回答します!

また、トークしてほしい話題などありましたらどしどしコメントください。

できる限りコメントの内容もやっていけたらと思います!

今回

今回も特別編、展示予定のナンバーズコレクションについて「おはなし」していきます。

H:菱沼(ケン)
N:二階堂


目次

作成中のナンバーズコレクション

N:No.7はもう製作動画が上がってきているけど(Long vamp derby)ほかにナンバーズコレクションでこういうのを作ろうと思ってるっていうのはあるのかな。

H:今ここで言っても本当に作るかはわからないけど、なんとなく思っているのは
ネイビー系の革靴を作りたいなというのが一個ある。

N:No1みたいな。

H:そう、No1はなかなか好評だったから、ネイビーでブローギング系のを作りたいな、って思ってる。No1と同じくイルチアのミュージアムカーフを使うかはまだわからないけど。

N:フルブローグ的な。

H:そうだね。No1は結構シンプル目でキャップのところにパンチングがあるPunched cap toeだったんだけど、もう少し穴飾りが多めで装飾的な靴を作ろうかなって。

ネイビーのパンチドキャップ

N:なるほど。

H:それとローファーじゃないスリッポンを作りたいと思ってる。

N:ローファーじゃないスリッポン?

H:スリッポンといっても2パターンあって、いわゆるローファー的な履き口浅目の靴と、一般的な革靴みたいな丈だけど紐がなくてゴムで履けるやつがあるんだよね。前作ったレイジーマンそうでしょ。

N:たしかに、そういうやつか。

レイジーマン

H:レイジーマンはイミテーションレースを革でつけたけど、全く紐がないスリッポンを作りたいなと思って。

N:この間友達に作ってたモードなスリッポンがあったよね。

H:あれはがっつりローファータイプだね。履き口浅めだった。
デザインイメージは近いけどあれの短靴バージョンみたいなかんじ。

N:なるほど。

H:あとこれは本当にやるかは決まっていないけど、バックルシューズを作りたいなと思ってる。

N:バックルシューズというと?

H:紐じゃなくてバックルで止めるやつ。

N:なるほどね。自分に作ってくれたグルカサンダルはバックルで止めるやつだよね。

サンダル

H:そうそう、ああいうやつだね。でもフィッティング的にいうと紐靴が一番フィット感は良いし調整が効くから、安心というか、履き心地はよくなりやすいんだよね。

N:作る側としてってこと?

H:そう。ビスポークだとフィッティング調整を木型でできるからいい。それでもむずかしいけどね。でも既成の靴でバックルとなると、フィッティングが紐に比べてさらに難しいよなあとは思う。
それもあって今までバックルの靴をあまり作ってないんだよね。

N:なるほど。

H:デザイン的には好きなんだけどね。

N:バックルシューズを作るのは菱沼の中では挑戦、ってこと?

H:いや、普通の既製メーカーもバックルシューズはたくさん出してるから全然挑戦っていう程のものではないとは思うんだけど、自分にとってはあまり経験がないからこそ挑戦ではあるかもね。

N:なるほどね。今回のコレクションの革の色は前回みたいにバリエーション多めで行くの?
No.7は中々派手めな色だなって印象だけど。

H:そうだね、今は赤(007)と黒(008)。その後は茶色、黒、ネイビーは確実。
黄色系をやるかはちょっとわからないね。
ライトブラウンとかはやるかもな。

N:ジョンロブでライトブラウン系のを持っていたよね。ああいう雰囲気の色かな。

H:そうそう。大好きなジョンロブのバロス。アルディラアンティークカラー。
かなり似たような色の革を持っているから、それで作りたいなってずっと思いながら一年ぐらい経っちゃってるなあ(遠い目

John Lobb Barros
左がジョンロブのバロス

N:そろそろ手を出す時期だろうな。

H:でも作りたいのが多すぎて手が回らないんじゃ!(笑)
No.14までじゃ全然収まらない。

N:(笑)
作りたいデザインはいくらでも湧いてきそうだよね。


特別会-②は以上となります。

次回は、来年以降の展示会の展望について「おはなし」していきます。

是非来週もご覧ください!

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